ネコでもわかる「さくらVPS」が終了したので、引き続き、Python3をインストールしてみる。
ネコでもわかるシリーズは、実質 7回(第一回は’VPSとは’の説明なのでカウントせず。)もあるため、初めてLinuxコマンドを操作するのに最適でした。
初めてLinuxを触ろうか、という人は「ねこでもわかる 「さくら VPS」 を試してみる 第二回 OSインストール SSH接続」から、一通りやってみることをお勧めします。
それでは、これらで得たLinuxの知識をもとに、CentOS7 に Pythonをインストールしてみます。
(5分で終わります。)
Step1: Pythonの最新版を確認。
公式サイト(https://www.python.org/downloads/)によると、現在の最新バージョンはPython 3.7.1。
これが、CentOSの管理システム yumを使ってレポジトリからダウンロードできるか
確認してみます。
因みに、さくらVPSでは、最初からEPELが動くようになっていますが、いかがepelを追加するコマンド。
# yum install epel-release
*yum search パッケージ名で、最新版が入っているか検索します。
♯yum search python36
とすると、パッケージが沢山表示されますが、
♯yum serarch python37
とすると、
Warning: No matches found for: python37
となってしまいます。 これはepelには、入っていない、という事ですね。
そこで、今回は、epelからではなく、ソースからインストールすることもやってみます。
まず、curlが入っているか確認。
[root@localhost ~]# curl --version
curl 7.29.0 (x86_64-redhat-linux-gnu) libcurl/7.29.0
さすが、さくらですね。 Linuxにデフォルトでついてくるらしいですが、必要なものは最初からインストールされていたりするイメージがあります。
Step1. 最初にPython 3.7 インストールに必要な事前のパッケージをインストール。
♯ yum install gcc openssl-devel bzip2-devel libffi-devel
Step2. 最初にPython 3.7 のダウンロード
♯ cd /usr/src
♯ wget https://www.python.org/ftp/python/3.7.0/Python-3.7.0.tgz
♯ tar xzf Python-3.7.0.tgz
(結果)
[root@localhost src]# ls -a
. .. Python-3.7.0 Python-3.7.0.tgz debug kernels
Step3. 最初にPython 3.7 のインストール
♯ cd Python-3.7.0
#./configure --enable-optimizations <-- これ実行すると、結構プロセスが走りますね。
#make altinstall <-- CentOS 標準のPython2系のbinary fileなどを壊さない為。 大事。
Step4. ダウンロードファイルのクリーンアップ
♯ rm -f /usr/src/Python-3.7.0.tgz
Step5. Python 3.7 の確認
root@localhost Python-3.7.0]# python3.7 -V
Python 3.7.0 (default, Dec 4 2018, 23:49:27)
[GCC 4.8.5 20150623 (Red Hat 4.8.5-36)]
[root@localhost Python-3.7.0]# python
Python 2.7.5 (default, Jul 13 2018, 13:06:57)
[GCC 4.8.5 20150623 (Red Hat 4.8.5-28)] on linux2
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> 2+3
5
以上で終わりです。
簡単でした!!
現時点でさくらのVPSに
CentOS + Apache + WordPress + phpMyAdmin + MariaDB +Pythonが入って
[root@localhost Python-3.7.0]#df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/vda4 16G 2.8G 13G 18% /
devtmpfs 233M 0 233M 0% /dev
tmpfs 244M 0 244M 0% /dev/shm
tmpfs 244M 13M 232M 6% /run
tmpfs 244M 0 244M 0% /sys/fs/cgroup
/dev/vda2 497M 222M 276M 45% /boot
tmpfs 49M 0 49M 0% /run/user/1000
という感じです。 20GBの契約をしてUsableなディスク・スペースが17.5GB、
そのうちの3GB くらい使うんですね。
追記)2018.12.26
・Pythonについては、他にも3つのインストールの仕方がある(計4つ)と思います。
【 CentOS 7 にPython 3系をインストールする4つの方法 】 で、他の3つについても、
まとめています。
この状況であると、CentOS 7 のPython 2.x系と混在しています。 インストールしたPython 3.7を使用するには、明示的にpython 3.7 と記述しなければいけませんので、symlinkでリンクを作ってしまうと、便利なようです。 さっきのポストで解説しています。
実際に、このソースコードからインストールしたPythonの上で、Flaskをディプロイしています。
手順を以下にまとめています。 よかったら読んでください。
【 これで動く (1) !! WebArena VPS(CentOS7)でFlaskを動かす 】
参考)
How-To Install Python 3.7 on Centos 7.5
https://www.myhelpfulguides.com/2018/07/20/how-install-python-3-7-centos-7-5/
curl コマンド 使い方メモ 2018年03月23日
https://qiita.com/yasuhiroki/items/a569d3371a66e365316f
CentOS7にPython3.7をインストール
https://narito.ninja/detail/20/
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