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2018年12月4日火曜日

さくら VPS CentOS7 に Python3.7 をインストールしてみる

ネコでもわかる「さくらVPS」が終了したので、引き続き、Python3をインストールしてみる。
ネコでもわかるシリーズは、実質 7回(第一回は’VPSとは’の説明なのでカウントせず。)もあるため、初めてLinuxコマンドを操作するのに最適でした。 

初めてLinuxを触ろうか、という人は「ねこでもわかる 「さくら VPS」 を試してみる 第二回 OSインストール SSH接続」から、一通りやってみることをお勧めします。

それでは、これらで得たLinuxの知識をもとに、CentOS7 に Pythonをインストールしてみます。
(5分で終わります。)


Step1: Pythonの最新版を確認。

公式サイト(https://www.python.org/downloads/)によると、現在の最新バージョンはPython 3.7.1。

これが、CentOSの管理システム yumを使ってレポジトリからダウンロードできるか
確認してみます。

因みに、さくらVPSでは、最初からEPELが動くようになっていますが、いかがepelを追加するコマンド。

# yum install epel-release

*yum search パッケージ名で、最新版が入っているか検索します。

yum search python36
 とすると、パッケージが沢山表示されますが、

♯yum serarch python37
とすると、
Warning: No matches found for: python37

となってしまいます。 これはepelには、入っていない、という事ですね。


そこで、今回は、epelからではなく、ソースからインストールすることもやってみます。

まず、curlが入っているか確認。

[root@localhost ~]# curl --version
curl 7.29.0 (x86_64-redhat-linux-gnu) libcurl/7.29.0

さすが、さくらですね。 Linuxにデフォルトでついてくるらしいですが、必要なものは最初からインストールされていたりするイメージがあります。 

Step1. 最初にPython 3.7 インストールに必要な事前のパッケージをインストール。

♯ yum install gcc openssl-devel bzip2-devel  libffi-devel

Step2. 最初にPython 3.7 のダウンロード

cd /usr/src
wget https://www.python.org/ftp/python/3.7.0/Python-3.7.0.tgz
tar xzf Python-3.7.0.tgz
(結果)
[root@localhost src]# ls -a
.  ..  Python-3.7.0  Python-3.7.0.tgz  debug  kernels

Step3. 最初にPython 3.7 のインストール

cd Python-3.7.0
#./configure --enable-optimizations  <-- これ実行すると、結構プロセスが走りますね。
#make altinstall  <-- CentOS 標準のPython2系のbinary fileなどを壊さない為。 大事。

Step4. ダウンロードファイルのクリーンアップ

rm -f /usr/src/Python-3.7.0.tgz


Step5. Python 3.7 の確認

root@localhost Python-3.7.0]# python3.7 -V
Python 3.7.0 (default, Dec  4 2018, 23:49:27)
[GCC 4.8.5 20150623 (Red Hat 4.8.5-36)]
[root@localhost Python-3.7.0]# python
Python 2.7.5 (default, Jul 13 2018, 13:06:57)
[GCC 4.8.5 20150623 (Red Hat 4.8.5-28)] on linux2
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> 2+3
5

以上で終わりです。


簡単でした!!

現時点でさくらのVPSに
CentOS + Apache + WordPress + phpMyAdmin + MariaDB +Pythonが入って

[root@localhost Python-3.7.0]#df -h
Filesystem      Size           Used      Avail   Use% Mounted on
/dev/vda4        16G           2.8G      13G      18%   /
devtmpfs        233M            0       233M       0%   /dev
tmpfs            244M            0       244M      0%   /dev/shm
tmpfs            244M        13M     232M       6%   /run
tmpfs            244M            0       244M      0%   /sys/fs/cgroup
/dev/vda2       497M       222M    276M     45%   /boot
tmpfs              49M            0        49M        0%   /run/user/1000

という感じです。 20GBの契約をしてUsableなディスク・スペースが17.5GB
そのうちの3GB くらい使うんですね。


追記)2018.12.26

・Pythonについては、他にも3つのインストールの仕方がある(計4つ)と思います。

【 CentOS 7 にPython 3系をインストールする4つの方法  】 で、他の3つについても、
まとめています。

この状況であると、CentOS 7 のPython 2.x系と混在しています。 インストールしたPython 3.7を使用するには、明示的にpython 3.7 と記述しなければいけませんので、symlinkでリンクを作ってしまうと、便利なようです。 さっきのポストで解説しています。

実際に、このソースコードからインストールしたPythonの上で、Flaskをディプロイしています。
手順を以下にまとめています。 よかったら読んでください。

これで動く (1) !! WebArena VPS(CentOS7)でFlaskを動かす







参考)

How-To Install Python 3.7 on Centos 7.5
https://www.myhelpfulguides.com/2018/07/20/how-install-python-3-7-centos-7-5/

curl コマンド 使い方メモ 2018年03月23日
https://qiita.com/yasuhiroki/items/a569d3371a66e365316f

CentOS7にPython3.7をインストール
https://narito.ninja/detail/20/

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